遊牧民ライフ

MENU

お金のはじまり。

f:id:yuubokuminlife:20190415184900j:plain

突然ですが、

 

 

お金のはじまりって知っていますか??

 

 

「お金」というものが存在する前は、物々交換でした。

でも、実は物々交換はめっちゃ効率悪いんです。。。

やったことある人はわかるかもしれませんが(笑)

 

例えば、

バナナが欲しくてパイナップルしか持っていない場合、

パイナップルを欲しがっていてなおかつバナナを持っている人を見つけないといけませんよね。

こんな人を探すのはめっちゃ大変です( ̄∀ ̄)

 

f:id:yuubokuminlife:20190415200423j:plain

 

そこで、

出会う確率を上げようと始まったのが「市場」です。

市場に行けばなんでも揃いますよね。

 

このように何か交換したい人を集めれば、

何か交換したい人の集まりなので、

交換成立する可能性は上がると考えた訳です。

 

この市場の始まりによって、

条件の合う人が見つけやすくなりましたが、

まだまだ探すのは大変です。。。

 

f:id:yuubokuminlife:20190415190302j:plain

 

 そこで思いついたのが、

あらかじめ”みんなが欲しがる物”と、

自分の持ち物を交換しておくことです!

自分が”みんなが欲しがる物”を持って入れば、

いつでも自分の欲しいものと交換することができます。

 

このような経緯で交換する元となる、

”みんなが欲しがる共通の物”が生まれました。

 


みんなが欲しがるものと言えば、

日本の場合は「稲」でした。

当時は稲を”ネ”と発音して、

「これはどれだけのネと交換できるの?」

「これはどれだけのネになるの?」

と言う会話をしていて、

物の価値のことを”ネ”と呼ぶようになり、

これが値段の「値」の語源にもなりました。

 

また、「布」もみんなが欲しがるものの一つでした。

布は、着るものや履物、飾りにしたりなど様々なものに換えることができるし、

布もみんなが欲しがる物でした。

 

 

このように”みんなが欲しがる物”にあらかじめ交換しておくことで、より効率的に交換を行うことができるようになりました。

 

 

中国の場合は、

みんなが欲しがるものと言えば「貝」でした。

面白いことに、この名残でお金に関する漢字には貝という字がたくさん使われています。

 

貴重品の「貴」

貧しいの「貧」

貨幣の「貨」

「購買」

「賄賂」

「売」の旧字は「賣」

全ての漢字に「貝」が付いていますね。

 

このように現在の「お金」の代わりとしては、稲、布、貝など地域によって様々なものが使われていました。

 

f:id:yuubokuminlife:20190415193012j:plain

 

 しかし、使っていくうちに問題発生!!!

 

想像してみて下さい。

今のお金が稲や布や貝だったら。。。

なんだかんだ使いづらいですよね?!(笑)

 

そこで、

もっと使いやすいものがないかなと思っていた時に、

登場したのが、金・銀・銅でした。

金・銀・銅は簡単に入手することはできないし、

”みんなが欲しがる共通の物”としてピッタリでした。

そして、

この金・銀・銅は昔の技術でも容易に溶かすことができるので、

持ち運びやすい金貨・銀貨・銅貨を作ることができました。

 

こうして世界的に金・銀・銅「お金」として使われるようになりました。

 

 

f:id:yuubokuminlife:20190415200555j:plain

 

 

しかーし!!!

 

たくさんの金貨を運ぶ時には重すぎるし、

強盗に遭うかもしれないし危険!

 

ということで、金貨をお金持ちのところに預け、

引き換えに「預かり証」をもらっていました。

 

 

なぜお金持ちに預けたかというと、

”お金持ちはたくさんお金を持っているから預かり証を持って行けばいつでも必ず金貨に換えてくれる”

という「信用」があるからです。

 

このような共通認識を持った瞬間から、金貨に換える必要がなくなり、預かり証のまま交換できるようになりました。

 

このような信用を背景として、預かり証自体が「お金」として使われるようになったのが「紙幣」の始まりです!!!

f:id:yuubokuminlife:20190415200706j:plain

 

最初は物々交換から始まり、

試行錯誤を得て、

現在の「お金」という形になっていき、

現代ではキャッシュレス化が進み、

お金の形すらなくなりつつあります。

 

 

『一体、お金とは何なのでしょうか??』

 

 

お金の歴史を紐解くことで見えてくることもあるかもしれませんね。